忙しい?と聞かれると、子供を待っているのが忙しい、と答えたくなる。
妊活は、心も体も、磨耗する、ある種のブラック企業だと思う。
妊活の中で一番ストレスフルなのが、排卵期〜生理予定日までの時期である。
まずは排卵。
多嚢胞性卵巣症候群の私にとっては、排卵するかしないかが、死活問題。
現在のクリニックに転院してから、クロミッドなどの排卵誘発剤は一切使用していない。
栄養療法として、糖質制限を行い、自然排卵を促している。
今周期に関していうと、D14での排卵がほぼ確実となった。
よしよし。
まずは第一段階クリア。
さぁここからは、生理予定日までのストレスをどう乗り越えるか?ここが問題となる。
ここ最近の私は、高温期の過ごし方が、とっても上手くなってきていると自負している。
というわけで、ソワソワ期に絶賛精神崩壊していた私が、ストレス軽減出来た策を、紹介してみたいと思う。
1:Sex And The Cityのキャリーが如く。
まず大事なのは、現在高温期であるという事実を、頭から追いやることだろう。
最初はこれが出来なかった。
基礎体温の上下で一喜一憂するところから、1日をスタートさせ、暇さえあれば婦人体温計を口に加えて、高温期を保っているかどうかを確認する始末。
毎日頭の中で、妊娠してるかな?どうかな?と勝手な妄想を繰り広げ、ストレスを貯める、という悪循環を繰り返していた。
当然、こうなると日々を楽しむ余裕などない。
そこで、私は仕事の気分転換をかねて、カフェに繰り出すことにした。
婦人体温計がない、外へでる。
そして、コーヒーを飲みながら、ちょっとカッコつけてMacBookをいじってみる。
Sex And The Cityのキャリーが如く。
ついでに、MacBook以外にも、大好きな本なんかも持ち込んで、さらにキャリーが如く。
好きなことに熱中している時は、高温期のことを考えなくて済む。
2:植物を育て始めた。
なんで私は、ここまで妊活に固執してるんだ?と考えてみた。
いつも通り、思考を整理する為にノートを開く。
なぜ私は妊活してるの?
なぜ赤ちゃんが欲しいの?
なぜ…
とひたすら自問自答を繰り返す。
そして見えてきた答えは、

という結論。
そうかそうか、育てたいのか。
と言うわけで、家庭菜園にプラスアルファをして、子宝草なるものを、育て始めた。
こいつが中々、面白い。
一見枯れてしまったかのように見えるのだが、実際はガンガン繁殖している。
ネットで見てても、
繁殖力が強いから、昔から縁起物として育てられてきた
とあるが、納得。
どんどん、新芽が出てくる。
私がしくじって、水を枯らしてしまい、根っこがカピカピになってしまった時があったのだが、それでもガンガン繁殖してる。
現在私は、こいつの繁殖を見ているのが日々、楽しい。
子宝草の成長を見ていると、勇気がもらえるのだ。
ちなみにこいつの見た目はなかなかグロテスク。
お世辞にも、可愛いなんて言えたもんじゃない。
でも、子宝草というネーミングの破壊力の強さと、私の信仰心の強さが、こいつを元気に育てている。
子宝草をゲットしてから、現在約1ヶ月が経過。
新芽がバリバリ出ているので、そろそろ植替えの時期。
この様子も、またブログにしようかな。
3:ちゃんと排卵しただけ、まじすごくね?と褒めちぎる。
ラストは、自分を褒めちぎること。

と自己肯定感を下げまくる日々が続いていた。
排卵はズレるくせに、綺麗に生理予定日に赤いのが出た時なんか、特に。
あ〜またダメかと。
苦しさから、解放されたい。
生理が来てしまって落ち込むのは、多少仕方がないとも思っていた。
しかし、そのことが不安で、高温期の約14日間をストレスフルに過ごすことの方が、よっぽど人生において勿体無いと感じ始めた。
生理がきた途端、夫に「ごめんね」という謝罪の言葉しか思い浮かばず。
夫からは「謝らないでよ。誰も悪くないんだから。」と言われ、夫にも高確率でストレスを投下。
悪循環極まりない。
といわけで私は、ちゃんと生理が来た時には、ひとしきり泣いた後は、自分自身を褒めちぎることにした。
私は多嚢胞性卵巣なのだ。
排卵がうまくいかない、排卵障害なのだ。
それなのに、自然排卵できて、しかもここ最近、生理周期が30日と整って来ている。

声に出して、自分を褒める。
ついでに夫にも「すごいね、偉いね」と褒めちぎってもらっている。
実際、一切排卵誘発剤を使わないで、D14〜D16の間で排卵しているのは、凄いことだと思っている。
半年前の私の生理周期は、38日〜40日だ。
これが、28日〜30日に縮まった(むしろ正常範囲内)になった事が、本当に凄いと思っている。
全ては、私に糖質制限を勧めてくれた、クリニックの先生のお陰だ。
クリニックの先生もこう言う。

言われるのは簡単だが、実際に焦りを全く無くせ、と言うのは難しいもの。
今までの私は、

と、起きてもいないことに対して、不安を感じ、ストレスを溜めていた。
今でもたまには、こういうことを思ったりもするけれど、今までよりはマシになった。
夫と二人きりの生活を、今まで以上に楽しめるようになってきた。
そして高温期ストレスから少し解放されてきた。
とはいえ、まだまだ、基礎体温を気にしているし、生理が来そうになると、心が乱される。
もう少し、ノンストレスになる必要がありそうだ。
ところで、私の愛するMacBookだが、「せいり」と打つと、即座に「生理」と変換されてしまう。
どんだけ〜。
電子機器まで、妊活してる。
そんな今日この頃。
子育てに夢中になりたいんだ!