人生が楽しいと思えるようになったのは、朝活のお陰です。
私の人生が楽しくなったのは、朝5時台に起き始めてから。
これだけは、間違いなくハッキリと言えます。

毎朝5時〜5時半頃に起床(睡眠時間は6〜7時間)。
身支度をさっと済ませたら、コーヒーを豆から入れる。

そして、コーヒー片手に朝活をする。これが今の私の日課。
朝は一人になれる時間だし、朝にしっかりと自分の決めたことを行うだけで、自己肯定感がグッと高くなり、その日1日が充実しているように感じるのだ。
でも、5年前まで、朝活は別世界のものだった。
不摂生が日常だった。
それまでの私ときたら、それはそれは絵に描いたような不摂生な生活リズムでして。夜の12時を回ったところで、ようやく「寝なきゃ!」と思い立ち。そこからお風呂に入るなんて良くあることで。
髪の毛乾かしながらテレビなんて観てしまったら、あっちゅー間に深夜2時。そこでようやく、「やばい。」と思い寝るスタイルに入るのですが、結局携帯電話をポチポチポチ…。
なんやかんや、記憶を失ったのが深夜2時半すぎで、起床時刻は家を出る20分前なんて、良くある日常でした。
寝不足が私の体を蝕んでいった。
私が当時、家を出るのは8時。そして8時15分の電車に乗り込んで、9時に就業開始。常に時間ギリギリのラインで生きてきた。
当然、睡眠時間は5時間程度で、日によっては5時間を切ってしまう日もあったのだ。

だいたいいつも、始業してから30分経つ頃には眠気の第一波が襲いかかってくる。その波の隙間をどうにかこうにか縫うようにして、午前中はなんとかクリア。
14時。お昼を食べたから当然の如く、眠気の第二波がやってくる。これをめちゃくちゃ濃いコーヒーと、意地でなんとか乗り切る。
16時。この第三波が一番の強敵なのである。もはや味が良くわからない程濃いコーヒーでは太刀打ちできず、いつの間にか美味いこと波に乗せられて、一瞬あちらの世界に飛んでいくこともしばしば…。
そして、就業〜残業の時間で覚醒しだし、ようやく仕事に集中し出すのだ。

当時、仕事が鬼のように忙しかったのもあったが、一番の原因は、私の不摂生が原因なのだ。夜中に寝て、焦って起きて、朝ご飯も食べずに走って出社。余裕のカケラすら見当たらない。

まずいと思って改善しておけばよかったな。
でもこの不摂生が、当たり前だと思っていたのです。
不摂生の原因は、「満足できない心」だった。
当時の私の帰宅時間は21時〜22時(場合によっては終電)だった。これが、不摂生の原因となる「満足できない心」を作り上げていった。
休みの日は、疲れて眠るだけのことが多かった私は、平日の充実こそが、人生の充実だと感じていたのだ。だから、帰宅してからの時間を楽しく過ごすことが、何よりも楽しみだった。
帰宅してからの時間を、楽しく過ごすことが、悪いこととは思わない。しかし、私には「限度」というものが無くなっていたのだ。何をしても、満足できない。
・好きな本を読んでも
・美味しいご飯を食べても
・ちょっとお高い入浴剤を入れてお風呂に入っても
何をしても、満足できないのだった。今だったら、美味しいご飯を自炊で作ったくらいで満足できる。しかし当時の私は、不摂生による寝不足も相まって、全て叶えなければ満足感が得られない脳みそになっていたのある。
当然、全部やらなければ気が済まないのだから、帰宅してから寝るまでの時間が長くなる。だから例えば早めの21時台に帰宅できたとしても、ビール飲みながらご飯食べて、同時に映画を見て、それからゆったりとお風呂に入ってなんやらかんやらしていたら、3〜4時間は経っているのである。
しかし、それでも私は満足できなかったのだ。
思い切って、寝る時間を決めてみた。

当時私が読んでいた本はこんな感じのラインナップ。
特にこちらの一冊に影響されました。

と思ったが、自分の人生に嫌気がさしているのは、動かぬ事実。流石に朝4時は実行できなかったが、朝6時に起きて、7時30分の電車にのり、出勤までの30分間を、会社近くのカフェで読書でもしながら過ごそう。そう考えたのだ。
睡眠時間もしっかりと確保しようと思った。少なくとも6時間。というわけで私は、12時に就寝することを目標とした。
寝る時間を先に確保したのである。
朝の30分は、想像以上に最高だった。
初めて朝活をしたのは、モリバコーヒーだった。朝食とセットで390円程。
まず、朝の空気がシャキッとしていて、心地よかった。そして、香り立つ入れたてのコーヒー。焼きたてのサンドイッチ。そして読書。
最初にやったのは、たったこれだけ。30分間、ゆったりと読書をしながらモーニングをいただき、始業時間20分前には自席についた。
なんという、充実感!そして、湧き上がる自己肯定感!

私、朝に、1つ本を読んで勉強してから出社した!
やる気に満ち溢れ、その日の時間の使い方を、事細かく記したのである。その結果、私は19時半には帰宅していたのである。
朝活をすることで、自分自身が満たされた。
朝活は、この爽快感と、自己肯定感、そして仕事の能率が超絶上がることの快感を忘れられず、ライフスタイルが変わった今でも続けられている。
最初は、たった30分間だった。それも、読書をしただけであった。
しかし、この「たった30分間」が、私に驚くべき変化をもたらしてくれたのである。
その後、朝活に目覚めた私は、
2、寝る前にどうしてもやりたい事を1つだけピックアップし、
3、起きてから何をしようかワクワクしながら寝る
という3ステップを習慣化させた。結果、今では毎日朝を楽しみにしながら眠りにつくことができ、美味しくてボリューミーな和食定食まで作り込んで、朝の時間を楽しんでいる。
人生は、変わる。自分の意識次第で、いくらでも変化させることは、可能である。遅すぎることもない。だって、朝の30分間を確保するだけなのだから。
もし、あなたが今、人生の質をあげたいと感じているのならば、ぜひ、朝の30分を試してみて欲しい。きっと、新しい気づきがあるはずだ。
私は朝が大好きで、毎朝朝活を1〜2時間程してから、朝食を作り、仕事をしています。この日課を5年続けています。